内科で診る病気
内科で診る病気

かぜは正式には「かぜ症候群」といって、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰などを主症状とする上気道(鼻やのど)の急性炎症の総称です。発熱、咽頭痛、全身倦怠感、食欲低下などを伴う場合がありますが、発熱はあっても微熱程度で、頭痛や全身倦怠感などの全身症状も軽いという特徴があります。原因微生物の80~90%はウイルスが占めており、粘膜から感染して炎症を起こします。きちんと治さないとその後、気管支炎や肺炎に進行する場合もありますので、治ったと思って無理をせず、完治するまで来院されることをお勧めします。熱を含めた症状の経過をしっかり観察することが大切です。
頭痛は多くの方が経験する症状で、緊張型頭痛や片頭痛、群発頭痛などの慢性頭痛のほか、発熱や高血圧、ウイルス感染に伴う一時的な頭痛もあります。中には、くも膜下出血や脳腫瘍など、重大な疾患のサインとして現れることもあるため注意が必要です。突然激しい頭痛が起きた、手足のしびれやろれつの回らなさを伴う、意識がもうろうとするなどの症状がある場合は早急な受診が必要です。普段と違う頭痛を感じた際は、お早めにご相談ください。
腹痛は、消化器系を中心に様々な原因で起こる症状です。暴飲暴食やストレスによる一時的な腹痛から、感染性腸炎、胃潰瘍、胆石症、虫垂炎などの病気が関係する場合もあります。発熱や下痢、嘔吐、血便を伴うときや、痛みが長く続く、激しくなる場合には早めの診察が必要です。腹痛は内臓の異常を知らせるサインでもあるため、軽く考えず、気になる症状があればご相談ください。
心不全は、心臓が全身に血液を十分に送り出すことができない状態を指します。これは心臓のポンプ機能が低下することにより生じ、体のさまざまな部分に影響を及ぼします。心不全は単一の病気ではなく、様々な心臓病の結果として発生する症状の複合体です。心不全の主な原因として、冠動脈疾患や高血圧、心筋症、心臓弁膜症、不整脈があります。
初期症状として、息切れや足のむくみ、体重増加、尿量の減少などの症状が見られる場合は要注意です。なるべく早く受診されることをお勧めいたします。心不全は進行性の病態であり、早期発見と適切な治療が重要です。
利尿薬(尿排出を促す薬)やACE阻害薬(心臓の負荷を減らす薬)、β遮断薬(心臓の収縮力を回復させる薬)、SGLT2阻害薬(余分な糖やナトリウムを排出したり、心臓のエネルギー代わりとなると考えられる物質ケトン体を増やす薬)などを状態に合わせて処方いたします。心不全を悪化させる可能性のあるお薬を内服している場合もありますので、他の診療科で処方されているお薬も診察時にお伝えください。
減塩・体重管理・禁煙・節酒・適度な運動。
不整脈は、心臓の拍動のリズムが乱れる状態を指します。心拍が速くなったり(頻脈)、遅くなったり(徐脈)、不規則になったりします。高齢者に多く見られますが、若年層でも起こることがあります。心臓の電気信号の伝導異常が原因で、加齢・高血圧・心疾患・ストレス・過労・カフェインやアルコールなどが誘因となります。症状は動悸・めまい・息切れ・胸の違和感などで、重度では失神や突然死のリスクもあります。予防には、規則正しい生活、禁煙、過度な飲酒やカフェイン摂取の制限、ストレス管理が重要です。心電図などによる早期診断が安全な治療につながります。
抗不整脈薬や心拍をコントロールする薬(β遮断薬、カルシウム拮抗薬など)を使用します。
過労・睡眠不足・ストレスの軽減、禁煙、節酒、カフェイン制限などが重要です。
異常な電気信号の発生源を焼灼して根本治療を行う方法。発作性の頻脈などに有効です。
徐脈性不整脈に対して、心拍を安定させる装置を体内に埋め込みます。
重度の不整脈や致死性不整脈の予防に使用されます(必要な場合のみ)。
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